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ハチャトゥリアン 交響曲第3番「シンフォニー・ポエム」:全てクライマックス

Symph 6/Khacha:Symph 3Symph 6/Khacha:Symph 3
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Chicago Symphony Orchestra

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ロシア革命30周年記念に作られた曲、などという肩書きは実際どうでもよい。
当時のソ連作曲家たちはだいたい革命記念とか何々記念式典とか、そういった理由で曲を作っている。お国の事情というやつである。
曲の内容は命に関わる。だから、体制を讃えるという名目で曲を作れるのは、作曲家にすれば芸術的な(最も本当の)自己表現のチャンスでもあるのだ。
この交響曲第3番は、そんな意味で、ハチャトゥリアンが好き勝手やってしまっている作品である。

ソロトランぺットが15本。
祝祭的なファンファーレに続き、超絶オルガンソロ。クレイジーだ。
ハチャトゥリアンお得意の憂鬱な民族旋律をこってりと弦楽器が奏で、まるで螺旋状に地の底へ下っていくようなクラリネットの掛け合い。
特にオルガンに被ってくるトランペット群、トムトムのロール、轟音がのしかかるトゥッティの重々しさはもはや閉口する。
聴いてうっとりするような場面はないが、単一楽章の約25分の交響曲、終始その凄まじい勢いにある意味恍惚とするだろう。
まさに最初からクライマックス、最後までクライマックス。

ハチャトゥリアンの白眉はもちろん、劇音楽だと僕は思っている。
だがこれを作っていた彼は最高に気持ち良かったに違いない。

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