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珠玉の名曲たち、クラシック音楽を楽しむブログ。クラシック音楽の楽曲をテーマに、短いエッセーを書いています。

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プロコフィエフ バレエ音楽「ロメオとジュリエット」:ヒロインに惚れた

プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
(2004/08/25)
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プロコフィエフ バレエ音楽「ロメオとジュリエット」

最近は有名な曲を多く取り上げているこのブログだが、今回もまた耳覚えのある方が多い作品だろう。
ソフトバンクのCMでも使われたプロコフィエフのバレエ音楽「ロメオとジュリエット」は、バレエそのものよりも、演奏会で多く取り上げられる名曲だ。
その印象的な旋律が有名な「モンタギュー家とキャピュレット家」はCMでも使われる理由もよくわかるほど、クラシックの知識がなくとも、はたまたシェイクスピアの知識がなくとも、相当のインパクトを与える音楽だ。
そういった有名な曲もありよく演奏会で取り上げられるが、この取り上げられ方というのも注目すべき点である。
オーケストラ版では、バレエ全編を通した全曲版の他に、プロコフィエフ自身が編曲した組曲が第1番から第3番まで3つある。ピアノ版としては10曲の小品集もある。
様々なシーンが描かれているのだが、オーケストラの演奏会や録音では、それぞれの指揮者や楽団の意向に応じて、自由に曲が選ばれ演奏されるのだ。
アマチュアなら演奏者の得意不得意に合わせたような曲の選び方をする場合もあるし、時間の都合やカップリングの都合、ストーリーを重視したりオケの個性や指揮者の個性に合わせたりと、実に様々で面白い。
そういうことで、実演も多いので、どのような選び方をしているかにも注目すると楽しいだろう。

さて、シェイクスピアの「ロメオとジュリエット」は、皆様ご存知のことでしょうが、最近はシェイクスピアを読む若者も少ないという話しを耳にした。
僕は英国好き(なにより英国のクラシック音楽好き)なので、シェイクスピアは好きな方ではある。
このロマンティックな愛の物語は、作曲家の創作意欲をどんどんかきたてるものだったようで、チャイコフスキーやベルリオーズなども名曲を残している。
プロコフィエフのこの作品にぐっと引き込まれたきっかけとなったのは、「モンタギュー家とキャピュレット家」ではなく、「少女ジュリエット」という曲だった。
この曲の表す少女の可愛らしさに、一目惚れしたのだろう、それは純粋にジュリエットに恋をするかのような感覚だ。
ディカプリオのロメオ、そしてクレア・デーンズの演じるジュリエットが頭にあった僕は、その映像と相まって、ジュリエットというヒロインへの思いを強くすることとなったのだ。
曲を好きになる理由なんて単純なものだし、それでいいんだと思っている。そして、ジュリエットを好きになってからである。この曲の様々な場面が色彩を帯び始めたのは。
ジュリエットは永遠にして唯一のヒロインと言ってもいいのかもしれない。彼女に惚れてから、「バルコニーの情景」、「ジュリエットの死」といった曲への特別の思いを抱くようになった。
「僕」はたまたまジュリエットだった。もちろん、ロメオに惚れるのだっていいだろう。個人的な感情をもって聴きたい音楽だ。

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