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珠玉の名曲たち、クラシック音楽を楽しむブログ。クラシック音楽の楽曲をテーマに、短いエッセーを書いています。

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【番外編】ジャック・ルーシェ・トリオ:インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ

インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズインプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ
(2004/10/21)
ジャック・ルーシェ

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ジャック・ルーシェ・トリオ:インプレッションズ・オン・ショパンズ・ノクターンズ

「トリオ」と書いて紹介するのは誤解を招きそうなので最初に断わっておくが、これはジャック・ルーシェ単独の録音である。
ショパンのノクターンを、アレンジャーとしてというよりもはや作曲家としてであろうが、彼が彼のイディオムを駆使して再構成した作品群。
このCDの凄いところは、ノクターンを全曲録音しているということだ。
ジャック・ルーシェ流のノクターンの解釈とでも言うのだろうか、あらゆるジャズの要素を盛り込んだ彼のピアニズムが、ショパンの音楽のロマンティックさを一層際立たせている。

ショパンのノクターンはというと、ご存じの通り全21曲、この全曲録音というのは、クラシックの世界でもやはりショパン弾きとして腕の立つ一流ピアニストの仕事だ。
ジャック・ルーシェが、彼のクラシック作品へのアプローチとして最も成功した「ジャズ・ピアノ・トリオ」ではなく、敢えてピアノだけでショパンに挑んでいるところに、「ピアノの詩人」への彼の敬意が感じられる。ピアニストならそう来なくっちゃ!
さてそれぞれの曲についてだが、大胆なアレンジを施したものと、原曲の雰囲気を最大限保ったものとある。
第5番なんて一瞬何の曲だかわからなくなるほどに表情を変えているが、根本的な性格は彼のアレンジと原曲の間に差はないようにも思う。
人気の高い第2番は、ドビュッシーのような雰囲気すらうかがわせるも、明らかにジャズ風のリズムとコードが決まると、ジャック・ルーシェの世界だ。
同じく人気のある第20番は、その美しいショパンの旋律を活かし、浮き立つリズムと華やかで力強いアルペジオで彩られている。ややポップなアレンジ。
自分の好きなノクターンというものを持っている人は、ぜひその番号のものを聴いてみて欲しい。

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