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珠玉の名曲たち、クラシック音楽を楽しむブログ。クラシック音楽の楽曲をテーマに、短いエッセーを書いています。

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橋本國彦 交響組曲「天女と漁夫」:こころの音楽

橋本國彦:交響曲第1番橋本國彦:交響曲第1番
(2002/09/01)
東京都交響楽団

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橋本國彦 交響組曲「天女と漁夫」

彼の下に学んだ日本の音楽家を挙げれば、芥川也寸志、朝比奈隆、團伊玖磨、矢代秋雄と大物が枚挙に暇がない。
1904年に東京で生まれた橋本は、クラシックだけでなく、CM曲や歌謡曲など、ポピュラー音楽にも力を入れた作曲家である。
有名なものとしてはラジオ歌謡から生まれた「朝はどこから」がある。「あーさはどーこからくるかしらー」である。
44歳の若さで亡くなるまで、日本の音楽界を引っ張ってきたと言っても過言ではない。
幅広いジャンルの音楽で多くの功績を残すことができたのは、彼の作る抒情的で美しい旋律が魅力的だからというのももちろんだが、彼が用いるドビュッシー・ラヴェルのような印象派的手法の巧みさ、芸術的な完成度の高さも理由だろう。

彼は日本のバレエのためにも大きく貢献した。
この「天女と漁夫」も日本の舞踊家、花柳寿美の委嘱で作られた作品である。
いわゆる「羽衣伝説」のシナリオにのっとっており、「序奏」「黎明」「漁夫たちの踊り」「漁夫の独舞」「漁夫と天女の踊り」「天女の舞」「天女の昇天」が組曲として再構成されたものが、この作品である。
漁夫の舞に、天女の舞、それぞれ上手く雰囲気が作られているし、天女が天へと登っていくフィナーレも、非常に盛り上がり、バレエ音楽としても組曲としても完成度の高い作品といえるだろう。
そして何よりこの作品は、非常に落ち着いて聴ける、というのが大きな特徴だ。
近代フランス音楽の手法、特にデュカスのそれのようなものが、この曲から感じられる。
ある種重々しい日本の伝統音楽の趣が、軽妙なフランス風を用いて、実にまろやかな口当たりに仕上がっている。
抒情感豊かでありながら、実にスマートな旋律美。
それは日本の歌と近代フランス技法の出会いもあるが、何より彼の音楽への思いが成せるものだ。
ある逸話によると、クラシック・歌謡曲と幅広い音楽を生み出した彼にとって、音楽とは「大衆が求め、喜んでくれる」ものだったようだ。
誰もが親しめ、喜べる音楽。わかりやすい題材、わかりやすい旋律に光る、巧みな音楽技法。
当時の日本人にとっても、この曲は本当に聴きやすかったに違いない。

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