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ダンディ フランス山人の歌による交響曲:洗練された田舎歌

フランク:交響曲/ダンディ:フランス山人の歌による交響曲フランク:交響曲/ダンディ:フランス山人の歌による交響曲
(2009/05/20)
モントリオール交響楽団 デュトワ(シャルル)

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ダンディ フランス山人の歌による交響曲 作品25

ポール・マリ・テオドール・ヴァンサン・ダンディは、フランクの弟子であるフランスの作曲家である。
彼の作品の中で最も有名なものは、この「フランス山人の歌による交響曲」だろう。
別名「セヴァンヌ交響曲」ともいい、ダンディがセヴァンヌの山並みを望む街ペリエにて、1886年の夏、耳にした民謡を主題にしていることからそう呼ばれる。
また、ピアノが非常に目立つ作品でもあり、ピアノ協奏曲のように聞こえることもある。
だがこのピアノの生かし方が、ソロ楽器として全面に押し出す程ではなく、かといって一般的な管弦楽曲のハープのようでもなく、絶妙な具合。
3楽章構成で、どの楽章も絶妙なピアノ使いの良さは変わらずにあるが、旋律もオーケストレーションも僕は特に3楽章が好きだ。
田舎の良さがあふれる旋律にあか抜けたピアノの響き、それこそがこの交響曲にエスプリを生む要素だと思う。

だが、こういうピアノの使い方は同時に、この曲があまり多く演奏されない理由でもある。
ピアノパートは相当難易度が高いので、オケにソリストとしてピアニストを呼ばないと演奏出来ないのだが、ピアノ協奏曲ほどピアノメインでもないため、どうせ呼ぶなら協奏曲の方がいい、ということになる。これは真に不運な話だ。
特に構成的な面で師フランクの影響が多分に見て取れるが、フランクの交響曲よりかなり大衆受けするように思う。
それもこのピアノとオケの有機性のおかげだと思うのだが、それだけに演奏機会が無いのは残念きわまりない。
また、とかくフランスというと印象派の人気が高いのだが、この曲は確固とした保守的な後期フランスロマン派を代表する曲。
優しくも艶のあるフランス山人の歌は、ダンディの手によって洗練された甘美さを持つ「交響曲」として生まれ変わったのだ。

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