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珠玉の名曲たち、クラシック音楽を楽しむブログ。クラシック音楽の楽曲をテーマに、短いエッセーを書いています。

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フォーレ ヴァイオリン・ソナタ第1番:近代室内楽の金字塔

フランク、フォーレ&ドビュッシー : ヴァイオリン・ソナタフランク、フォーレ&ドビュッシー : ヴァイオリン・ソナタ
(2001/02/21)
ティボー(ジャック)

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フォーレ ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 作品13

近代フランスの作曲家によるヴァイオリン・ソナタの名曲と言えば、まずフランクのものが代表格と言える。
フランクのヴァイオリン・ソナタは圧倒的な名曲であることに間違いないが、フォーレがヴァイオリン・ソナタを書いたのはそれよりも10年以上も早い、1875年のことだ。
以前ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」をこのブログで取り上げたが(記事はこちら、演奏はこちら)、雨の歌はフォーレのヴァイオリン・ソナタ第1番の完成に遅れること2年、そういう事実を鑑みるに、フォーレの室内楽的な音楽センスの卓越性には一目置くべきだろう。
まず「レクイエム」からフォーレを知ったという人は多いと思う。
僕も「フォーレと言えばレクイエム」という印象のみを抱いていた頃、フォーレのピアノ曲を聴いて、得も言われぬなめらかな肌触りを体感し、こと印象派に傾倒していた僕は「こういうフランスもあったのか」と新しい発見をした気分だった。
これがフランク、ショーソン、ダンディらに通ずるエスプリ感だったのは後に気づくのだが、フォーレのピアノ作品をきっかけに広がった近代フランス音楽の中でも、そういったエスプリ感がぐっと詰まっているように思うのが、このヴァイオリン・ソナタ第1番なのだ。

始まってすぐ、柔和で温厚なピアノの調べに夢見心地な気分になる。ヴァイオリンの調べが加われば、温和な空気はやや熱を帯びた空気に変わり、情熱的ですらある。
なんだろうか、この曲においては、音楽を肌で敏感に感じる。1楽章の温度感は、移り変わりも楽しいが、いずれにせよ快い温度を保っている。
緩徐楽章の2楽章は、先程も述べたが、なめらかな絹のような肌触り。この音楽に全身を包み込まれれば、1楽章に劣らない快さ。ピアノとヴァイオリンのバランスが醸し出す極上の肌触りだ。
3楽章は動き回るスケルツォ。ヴァイオリンの妙技に酔いしれたい。早いパッセージやピツィカートで、起承転結の転を担っている。
そして4楽章は、再び1楽章のような、フォーレらしい優しさにあふれた温度感。これがまさしく近代フランスの空気なのかもしれない。そう思わずにはいられない。
音楽はある空気を生み出す。その空気の気持ち良さを肌で感じられるのは、フォーレの音楽、特にフォーレの室内楽の美点だ。
派手さや胸を裂くような感情はないし、いつまでも浸っていれるほどぬるい音楽ではない。しかし、実にバランスよく、この音楽に浸っている時間の快さときたら!
フランクだけでなく、フォーレのソナタももっと称賛されてしかるべきだ。

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フォーレ ジャン・ラシーヌの讃歌:宗教と愛、神、音楽

フォーレ:レクイエム他フォーレ:レクイエム他
(1999/05/21)
ロワ(ガエル・ル)国立リヨン管弦楽団合唱団

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フォーレ ジャン・ラシーヌの讃歌 作品11

本当は25日中に更新したかったのだが、間に合わなかった。
「レクイエム」で高名な、フォーレの歌曲(宗教曲)である。器楽をやっているとあまり聴くことはないが、合唱の世界では有名である。
フォーレの器楽曲と、フォーレその人についてはまたの機会に十分語ろうと思う。今は敢えてこの曲を取り上げる。
ラシーヌとはフランスの詩人である。ラシーヌの詩にフォーレが曲をつけたもの。
神を讃えるラシーヌの詩(雅歌)が良いのはもちろんのこと、この旋律が無上の美を持っている。
信じられないほど完璧な美しさである。敬虔な美、「高貴」「崇高」という言葉がふさわしい。
フォーレの作品の中でも初期のものだが、完成度は高い。
ピアノ・オルガン・管弦楽伴奏があるが、やはりオルガンが1番かもしれない。
もちろんどんな伴奏でも素晴らしいのだが、一般的に宗教曲にはオルガンが似合うものだ。
この曲は、モーツァルトを引き合いに出されることの多い曲でもあり、実際こういった曲について語るのは、モーツァルトを語るのと同様に難しい。

多く、宗教曲というのは、旋法や様式といったことを除いても、ある特殊な魅力を持っているように思う。
バッハ、モーツァルト、ヘンデル、ヴェルディにおいてはもちろんそうだし、趣は全く違うが、ペンデレツキの交響曲や、吹奏楽曲、F・W・マクベスの「神の恵みを受けて」、A・リードの「エルサレム讃歌」だってそうだ。
ラシーヌの讃歌も例外ではない。名曲と呼ばれる宗教音楽、壮大なもの、荘厳なもの、華やかなもの、静かなもの、形式や曲調にかかわらず、それらに通じているもの。
そこには詩・音楽を通した「神への愛」があるのだろう。

キリスト教と縁のなかった日本でも、この時期はクリスマスを祝う訳で、せめて音楽を通してだけでも、「神」に触れるのはいかがだろうか。
僕はキリスト教徒ではないが、宗教曲を聴くし、良い音楽には感動する。
そういう所が日本人らしいというか、或いは「神の無償の愛」とでも言うべきか。
このラシーヌの讃歌は、曲も短く聴きやすいし、なにより美しい。
クリスマス、「神」への祝福に相応しい、混声合唱の温かな響き。
心の中に自然に入ってくる、ふと涙がこぼれそうになる、そんな曲だ。

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