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珠玉の名曲たち、クラシック音楽を楽しむブログ。クラシック音楽の楽曲をテーマに、短いエッセーを書いています。

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バッハ マニフィカト:宗教曲へのアプローチ

Bach: Wachet auf ruft uns die Stimme; Magnificat BWV 243Bach: Wachet auf ruft uns die Stimme; Magnificat BWV 243
(1990/10/25)
Dietrich Fischer-Dieskau、

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バッハ マニフィカト ニ長調 BWV243

余程好きな人でなければ、バッハの宗教合唱曲を普段から聴くという人はいない。
名曲と言われる「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」などは、通して聴くと2,3時間あり、しかも内容も重いので、なかなか難儀である。
そこで、誰でも手軽にバッハの宗教合唱作品に触れることができる入門編として、この「マニフィカト」は堂々と君臨する。
12曲あるのだが、通して聴いても30分程で(こういった宗教曲は、一連の筋があるので、通して聴くということが非常に重要で、抜粋で演奏されることがあまりないのはそういう理由である)、何より聴いていて疲れない、非常に素朴で朗らかな曲だ。しかもニ長調である。
内容を簡単に言うと、受胎告知されたマリアが喜んで神を讃えるというもので、明るくて当然なのだ。
独唱と合唱、トランペット、ティンパニ、フルート、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、弦楽合奏、通奏低音という編成で、それぞれのパートが個々によく活躍するので、聴いていて飽きがこない。
合唱の力強さ、独唱の美しいアリアはもちろん、オーボエ・ダモーレとソプラノの絡み合いが美しい第3曲も良いし、トランペットの超絶な活躍ぶりには惚れてしまう。
個人的には第5曲のバスのアリアがたまらない。

もともとは、1723年のクリスマスの晩課のためのもので、初稿では曲数も少し多く、変ホ長調だった。
歌詞はバッハには珍しいラテン語の引用だが、ニ長調に改訂されてから、ライプツィヒではルター翻訳のドイツ語版が毎週水曜日と土曜日の晩課で歌われていたようである。
ラテン語版も、Weihnachten(降誕祭)、Ostern(復活祭)、Pfingsten(聖霊降臨祭)などの重要行事で歌われていた。
肝心の歌詞だが、「新約聖書」ルカ伝第1章第46~55節からの引用である。気になる方はこちらへ(そのうち僕の翻訳も載せる予定です)。ちなみにマニフィカトとは崇めるという意味である。
さて、僕はクリスチャンではないが、キリスト教を知らない人でも、惹きこまれるような魅力を持っているのが大作曲家たちの宗教曲である。
そしてその中でも、やはりバッハは格別と言わねばならない。
西洋音楽の歴史で彼ほど神に音楽を捧げてきた人はいないからだ。
その彼の宗教曲を紐解き理解するのは、簡単なことではないし、僕もまだまだ到底理解できそうにはない。
だがその入り口として、「マニフィカト」は本当にいい役割を果たしてくれる。
なぜなら、この重すぎないバロック音楽を純粋に楽しむだけで、より高度な音楽の楽しみへと導いてくれるからだ。
重くない、ということは、同時にまたバッハの深奥でもない、とも言える。
だが、「珠玉の名曲を楽しむ」と考えた時、それは今は気にすることではないだろう。

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| バッハ | 02:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バッハ フランス組曲:バロック表現の自由度

バッハ:フランス組曲(全曲)バッハ:フランス組曲(全曲)
(2004/04/21)
中野振一郎

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バッハ フランス組曲 BWV812-817

クラヴィコードのための曲を、J.S.バッハ、C.P.E.バッハは数多く残している。
鍵盤楽器の歴史を辿ったとき、多くのバロック作品はピアノで演奏され、チェンバロがそれに次ぐが、なかなか当時のクラヴィコードの音色で奏でられるバロック音楽は聴かない。
フランス組曲も、「平均律クラヴィーア曲集」「イギリス組曲」など多くのクラヴィコードのための作品の1つだ。
組曲が全部で6曲あり、それら全てにアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグという基本形があり、ジーグの前にエール、メヌエット、ガヴォット、ブーレ、アングレーズ、ルール、ポロネーズなどのインテルメッツォが2、3曲挿入される構成をとる。
「フランス組曲」はバッハが名付けたものではなく、お上品で甘美な、いわば「フランス風」な曲調ゆえにそう呼ばれる。
全て素晴らしいので、何番が良いとかどうとか言うのは憚られるし、「何番の何々が良い」などと言うのはパルティータの楽しみ方ではないような気がする。
がしかし、「思い入れ」ということを言えば、断然1番、それも1番のアルマンドだ。
「複音楽の勉強」という意味で弾いていたバッハ作品ではなく、初めて「音楽を楽しむ」という意味で触れたバロックがフランス組曲で、つまり一番最初に触れたのは1番のアルマンドなのである。

バロック音楽の表現というと、制限の多さから、バロック以降と比べるとどうしても広がりに欠けるように思っていた。
しかし、今ではどうもそうでもないように思う。
まず、形式美の中には、形式(例えばフーガ、組曲)であるからこそ生まれる特有の「流れ」や「拍動」などがあるということ、これらの要素が単純な音楽要素を越えて表現を豊かにする。
また、教会の音楽ではなく、人間の精神に問いかける音楽を、バッハは我々に示しているということ。
(余談だが、妻であるアンナ・マグダレーナ・バッハのためのクラヴィーア小曲集に、フランス組曲の1番から5番が含まれている)
さらに、ピアノ・チェンバロ・ハープシコード・クラヴィコードといった手段を、現代の音楽家は持っているということ。
グールドのピアノ、レオンハルトのチェンバロ、これらを聴けば、ロマン派ピアノ曲の表現の違いなどより一層深遠な差があるように思える。
こういった表現の自由度を鑑みても、フランス組曲は、その難易度からは想像もつかない、懐の深い作品だろう。

堅い話になってしまった。
こんなことを考えたりもするが、本当は「やっぱり5番のアルマンドが最高だなー!!」などと思ったりもするのだ。
それはそれでありだろう、「堅く」もあり「柔らかく」もあるのが音楽である。

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| バッハ | 16:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番:音楽をする喜び

Bach: Brandenburgische Konzerte Nos. 1-3Bach: Brandenburgische Konzerte Nos. 1-3
(2007/06/12)
Johann Sebastian Bach、

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バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調 BWV 1046

ドイツ・ケーテンが音楽の黄金時代だった頃、つまり、バッハがケーテン宮廷で宮廷楽長であった頃の作品。
この協奏曲は全部で6曲あり、ケーテンで書きためた数多くの協奏曲の中からバッハが厳選して、ブランデンブルク辺境伯クリスティアン・ルードヴィヒに献げられたものである。
第1番は6曲の中で最も規模が大きい。

堅さ・厳密さ以上に、自由な空気、遊びが感じられる。
バロックの勉強をしっかりした訳ではないのだが、バッハの他の曲に比べると、ずいぶん柔らかく、そして美しい。
1楽章のコルノ・ダ・カッチャという狩猟ホルンの響きは躍動感にあふれ、2楽章のフランス式小型ヴァイオリン、ヴィオリーノ・ピッコロは悲しみの調べを奏でる。
約20分の4楽章構成のこの曲は、バッハの音楽する喜びに満ちた曲だ。
宮廷楽長という最高地位につき、士気の高まったバッハは、音楽に対する真摯な姿勢を保ちつつ、その能力を発揮することに大きな喜びを抱いていただろう。
この曲の自由奔放さ、それでいて厳密なオーケストレーションから、そんなものを感じる。

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